正確さが要求される溶接作業

 

正確さが要求される溶接作業

各パーツ素材が完成したら、次はそれらのパーツを組み合わせる工程に入ります。

まずパーツ単体の重量を正確に測ります。細かな重量の誤差でも、組み合わせると大きな誤差になってしまいますので慎重に重量測定を行います。
測定をクリアしたパーツを溶接でつなぎ合わせます。
まずはソールとフェース部分から。
慣れている手つきで作業していますが、実はかなり難しい作業。
この溶接次第でロフト角やヘッド全体の形が変わってしまうのです。
そのため何度もロフトなどのチェック作業を行います。

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続けてネック部分を溶接します。

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この時フェース角度・ライ角がずれないよう、専用の機材にパーツをはさみ溶接します。
ほんの一瞬の気のゆるみが不良の原因となるので、作業員の表情は真剣そのもの。
ネック部分の取り付けが終わると、最終クラウン部の溶接です。

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まず角の部分を仮止めしてから溶接します。クラウンはクラブの「顔」にあたる部分。この溶接次第で様々な表情になってしまいます。ばらつきがないように注意して溶接します。

最終的に溶接済みのヘッドが仕上がりました。

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