シャフトで変わるスライス・フック

今日はシャフトの硬さ次第で、スライス・フックが変わることをお伝えします。

まず・・・

シャフトが柔らかいとスライスするって思っていませんか?

はい、正解でもあり不正解でもあります。

確かにヘッドスピードが速い人(46m/s以上)は、

インパクト時にヘッドが遅れてきて、フェースが開いたままインパクトを迎え

スライスしてしまう傾向は見られます。

ただアマチュアの大半の方は、シャフトが硬すぎるからスライスしてしまうのです。

シャフトはご存知の通りしなります。

テークバック時には「くの字(右打ちの場合)」に、

トップからの切り返しからダウンにかけては「逆くの字」にしなります。

ここまではみなさん想像つきますよね。

ここからがポイント。

シャフトはインパクト直前に「くの字」方向へ戻ろうとします

このしなり幅が大きすぎると(言い換えれば柔らかすぎると)、

フェースがクローズド(かぶってしまうこと)になり、フックしてしまいます。

だからヘッドスピードが速い人は、インパクトにシャフトが戻りすぎないよう、

硬めのシャフトを選びます。

「柔らかすぎてスライスするなぁ」という方は、

大半がインパクト時に手がボールより先に出てしまって、フェースが開いた状態でインパクトしているからです。

この原理をよく理解しておくと、ウェイトトレーニングしなくても

ヘッドスピードアップが期待できますし、

スライス・フックが出た時も、原因が何であったか判断しやすくなります。

一番体感しやすいのは、女性用ドライバーでフックボールを打ってみるとわかりやすいですよ。

ぜひお試しください。