Lesson5 アドレス(構え編)

(前回のあらすじ)
右手のひらを目標に対してまっすぐ向けると、フェースの向きがしっかりと感じれるようになる。両手の一体感を強く感じながらグリップすると、キレイで美しいグリップを作れる。

Lesson5 アドレス(構え編)

どういう球を打ちたいか明確にする

さて、今回はアドレスを確認していきたいと思います。
アドレスは、「こういう球を打ちたいんだろう」ということがわかるアドレスが理想です。

アドレスに入る前に、カラダの前にあるボールを打つことに気をとらわれず、どんなボールをどこに打ち出したいかを明確にすることが大事です。

まず、ボールの後方に立ち、目標を決めたらボールの20から30cmくらい前に目印を見つけ、そこに垂直にフェースを合わせるのですが、慣れるまでは立っている状態である程度その目印に対して、両肩・腰・両膝・両足が平行になるように立ちます。
そして肩幅程度に足を開き、背筋を真っ直ぐにして立って、腕を胸の上に乗せます。その時に両脇が開かず締められているか注意してください。
また、フェースの向きが目標に垂直になっているかをチェックしてください。

腕が胸に乗れば、クラブは地面と平行の位置に収まるはずです。この時、グリップエンドと体との距離は、こぶし1個半から2個程度離れているはずです。その距離が遠すぎたり、近すぎたりすれば、腕が胸に乗っていないか背筋が丸まっている証拠ですので、十分にチェックしてください。

背筋をまっすぐすることが大切。
胸に腕が乗った状態=クラブと地面が平行の位置
グリップエンドと体との距離はこぶし1個半から2個程度。

そのまま股関節付近を軸にして、クラブが地面につく地点まで前傾します。
この時、背筋を曲げないでまっすぐ保ちながら前傾してください。
また、グリップエンドと体との距離を保ったままにします。

股関節付近を軸にして前傾。その際背筋が丸まらないこと。
グリップエンドと体との距離を保ったまま前傾。(実際には両手でグリップしたままです)

クラブが地面についた位置がボール位置です。
このままでは足が突っ張ったままなので、ひざを軽く曲げます。ひざ下が垂直になるのが理想です。

これは、ドライバーからウェッジまで、すべてのクラブに共通することだと認識してください。クラブの長さに応じてボールの置く位置は変わりますが、アドレスの姿勢はほぼ同じ状態になることが基本です。

クラブが変わっても、基本的にアドレス姿勢は同じ。

そして、アドレスの姿勢ですが、グリップで右手を下に握る分、右肩が下がるのが自然です。この時に、右肩を前に出してしまわないようにしてください。そうすれば自然と左手とクラブが一直線でハンドファーストになると思います。

右肩が下がるのは当然。前に出さないように注意。
左とクラブが一直線になっていること。

これでアドレスが決まりました。

最初でも話した通り、アドレスに入る前に、どんなボールをどこに打ち出したいかを明確にすることが大事です。しっかりと20~30cm前の目標を見つけ、その地点に向かってアドレスに入るルーティンを身につけましょう。

アドレスの形を作ることは決して難しいことではありません。ただし毎回違った形・ルーティンをしていては、球にばらつきが出ることは当然です。

安定した球が打てると100切りは非常にたやすくなります。その為にも前回のグリップとこのアドレスは、非常に大切な基礎となります。知人に見てもらうか、ご自身で撮影された画像と比較して、キレイなグリップおよびアドレスが出来ているか確認してください。

まとめ(チェックポイント)

  • 目標に対して両肩、腰、両膝、両足が平行になっているか
  • 目標に対してフェースの向きが目標に垂直になっているか。
  • 股関節付近を軸にして、背筋を伸ばして前傾できているか。
  • 左手とクラブが一直線でハンドファーストになっているか。
  • どんなボールをどこに打ち出したいかを明確にしてから、アドレスにはいっているか?